「朔のはる」料理会を終えて。

 

 

春 芽ぐむ季節にオープンしたギャラリーYOは毎年この季節に新たな希望を抱きながら幸せな春を迎えます。今年の春は 2度目となる沓沢佐知子  個展を開催いたしました。タイトルは「はるととり」この季節にふさわしく、沓沢さんが暮らす三重県  美杉の山の情景を想わせる  たくさんの鳥たちが嬉しい春を運んできてくれました。.そして、この個展にあわせ、スペシャルイベントとして沓沢  敬さん、佐知子さんが営まれる「日本料理  朔」の料理会「朔のはる」を開催していただけることになりました。

 初めて  沓沢佐知子さんの作品展をお願いするために「朔」を訪れた時に

「九州でも料理会を開催できたらいいですね。」と言って頂き、

「えっ、九州まで来て頂けるんですか。」と敬さんとお話して、4年。心まちにしていた個展と料理会いろいろな環境が整い、実現する嬉しい出来事となりました。期待に胸を膨らませ、楽しみにされていたお客様も各地からお集まり頂き、料理会はスタートしました。

 

 

 

 

 美杉から送り込まれ、下ごしらえされた数々の食材、

それらはすべて、美杉の山の、川の、海の恵みです。一つ一つ丁寧に手をかけられ、山から川へ、そして海へと繋がる自然の命をまるで物語を見るように、また聞くように盛り付けられた料理が次々とテーブルに並びます。もちろん器は佐知子さんの作品です。

 

 

全てが生き生きと生命力に溢れた料理を前に、美杉の風景が目にも 心にも浮かんでくるような時間を皆様と堪能し敬さんのお話を交えながら会は進んでいきました。

 

 

 

お米の話、野菜の話、蛤の話、そして鹿の話。次々に繋がる食の話、暮しの話、動物の話、 

もう  時間は足りません。

 

 

 

もっと もっと、味わい、お話を聞きたい方は もう 三重県へ、

美杉の「朔」へ行くしかありませんね。

 

デザートのお茶とお菓子は、余韵さんが美杉から届いたお茶やニッキの葉を使って、「朔」をイメージして作ってくださいました。

 

 

そんな美味しいひとときを楽しんでいただきながら、

この夢のような「朔のはる」は幕を閉じました。

 ご参加頂きました皆様、

本当にありがとうございました。幸せな時間をお過ごし頂けましたでしょうか?

 

 

 

 

沓沢敬さん、佐知子さんここ佐賀のギャラリーYOに幸せを運んでくださって、ありがとうございました。感動と共に心暖まる時間を過ごすことができ 大変嬉しく思っています。お二人の優しさとお力に敬意を抱き、心より深く感謝いたします。

2022年春鳥は囀り、風は心地よく、花びらは舞い、新緑は瑞々しく、ギャラリーYOは自然の恵みと幸せに満ち満ちています。そして、また次へと歩んでいきます。 「はるととり」展は 

人も動物も全ての「命」を心に深く刻むことができた展示会となりました。ありがとうございました。.GALLERY  YO乙守容子