「安藤雅信 交種茶会」 ― 夢のような一日を終えて ―
昨年、
「茶と糧菓」喫茶の時間芸術
安藤雅信・溝口実穗 著
出版記念のお茶会に参加する機会に恵まれ、
百草での茶会に参加して以来、
ここ九州でも、安藤雅信氏による この「交種茶会」を是非 開催できたら と願っていました。
他にないこの茶会を
ギャラリーYOのお客様にも是非、体験していただきたいと
思っていたからです。
今展を開催するにあたり、安藤さんに「是非 お茶会も、」とお願いいたしました。
勿論、お道具から全てご用意頂いての事です。
お忙しい中、在廊だけでも大変な事は充分承知していましたが、
快く引き受けてくださって、
菓子屋ここのつさんとのお菓子の打ち合わせも全てお任せする事となりました。
こちらは
用意頂いた器や道具を開いて 、
お菓子は東京で準備していただいた菓子を、冷蔵や、常温でもどし、指示頂いたように、
(実は これがまた大変なことだったのですが、、、)
温かいものは 蒸したり、温めたり、
冷たいものは冷たく爽やかに、
さすがの ここのつさんのお菓子です。
裏方の最強スタッフの協力のもと
無事 開催する事ができました。
------安藤雅信「交種茶会」------
・ 爽やかなハーブティ 2種
・ 中国茶
・ 紅茶
これらの茶の間に
ここのつさんの糧菓が振る舞われ、
ゆるやかに流れる時空の中で
湯の湧く音
茶葉の香り
春色の茶杯に注がれる茶を味わい、
そして もう一つのご馳走は
茶人(安藤雅信) の
談笑を交えたお茶にまつわる深くて楽しい話の数々。
時々聞こえる皆さんの笑い声。
まさに五感で愉しむ幸せな
ひとときが繰り広げられ、
和やかな時が流れていました。
すべてが一期一会。
これはまさに
「交種茶会」という舞台の
幸せな一幕となりました。
ご参加頂きました皆様
ありがとうございました。
安藤雅信さんはじめ、
お菓子をご準備頂きました ここのつさん、
東京から駆けつけてお手伝い頂いた 森山ヒトミさん、
いつものように台所でしっかりお手伝いくださった園ちゃん、
階段の登り降り 数十回と
裏方を支えてくれたスタッフ、
この一幕に携わって頂いた多くの皆様に心から感謝申し上げます。
窓辺には
風にそよぐ新緑や
春に唄う鳥のさえずりが
この会に拍手を送るかのように、
この舞台に季節の潤いを添えてくれていました。
夢のような幸せな一日を
ありがとうございました。
______2021年4月3日(新緑の春)